ユタカ(YUTAKA)
(やっぱり、日本人というあなたへ)
YUTAKAである。このユタカという人は、名前のとおり、日本人である。この人のアルバムを何故購入したのかは覚えていないが、なんとなくGRPだから、といういい加減な基準で購入したのか、ステレオ雑誌か何かに書いてあったということくらいだろう。名前を横倉豊(自信なし)というのだが、なんでも高校を出たくらいでデイブ・グルーシンに弟子入りするために渡米したとか、デビューアルバム「YUTAKA」の解説であったような。CDが見つからないので、購入でもしたら、再度確認しておこうと思います。見た目は、昔、中日にいた谷沢選手をもう少し太くしたような顔している。
普通に考えると、日本人がやっぱり米国で、名前を売るのはなかなか難しそうだ。よっぽど技があるとか、特徴があるとか。同じ日本人としてGRPでアルバムを出していてくれるところが嬉しい。彼以外にこのレーベルで出した日本人はいるのだろうか?このおじさんの特徴はなんといっても、「琴」なのである。初めて彼の音を「YUTAKA」で聞いたとき、なんとなくハープみたいに聞こえないでもない。何人か、初めて聞いた人に、この音を聞くと音楽のジャンルという先入観が邪魔するのか、ほとんど「琴」と答えられる人がいなかった。「琴」をどうやって引いているのか知らないが、こういうフュージョンのライブで正座をしながら引いたら、アンバランスだろうな?などとどうでも良いことを考えてしまう。この人、自分で作曲した曲を「琴」で演奏するだけでなく、キーボードなどもちゃんと自分でやったりしているほか、歌も歌う。個人的には、このおじさんの声は渋くてかっこいいのだ。GRPのクリスマスのアルバム(持っているはずだが、これも行方不明)が出ていたが、そのオリジナルのクリスマス・ソングも渋く、そのときに単語「mistletoe」を覚えた。誰かはわからないが、彼のクリスマス・ソングをカバーしている人もいた。
デイブ・グルーシンの周辺の人物と中良いためか?彼も、ブラジル音楽にインスパイヤーされているようだ。2枚目のアルバム「ブラゼージャ」(1990年、日本でも発売している)では、ブラジルを思いっきり意識しているようで、アルバムタイトルからして、そんな感じだ。ファースト・アルバムでの聞きやすく、青空の下で聞くと爽快感あふれるその音は、更にリズム感が増している。その3年後に発売されたアルバム「Another
Sun」(1993年、日本でも発売している)では、とうとう本場の大物ブラジル人・ミュージシャンが参加している。その名はイバン・リンスとセルジオ・メンデスだ。イバン・リンスは4曲目の「Smile
for me」で共同作曲のほか、バックボーカルでも参加している。セルジオ・メンデスは、イバンの参加した曲のほか、合計3曲をYUTAKAと共同プロデュースしている。なお、それ以外の曲は、YUTAKA自信がプロデュースもかねている。彼のアルバムで良く耳にするPauline
Wilsonという声の高〜いヴォーカルの人が気になるので、今度、ゲットしてみようと思う。そうそう、「琴」を売りにして、1枚目、2枚目のアルバムでもすべて、彼の「琴」の音が入っていたのだが、とうとう3枚目では、「琴」へのこだわりを捨てたのか、10曲中3曲しか「琴」の音が入っていない。これではユタカらしさが、ちょっと無くなってしまったと思うのだが。「琴」が特徴だったのだら、それを取ったら、BGMとしては気持ちの良い普通すぎる音なのかもしれない。で、93年からアルバムが出ていないようなので、とうとう音楽へもこだわりを捨ててしまったのか?ちょっと残念だ。また、アマゾンなど米国の通販サイトでYUTAKAの名前を探しても廃盤になっているのか、出てこない。新品は日本で購入するしかなさそうだ。もっとも、日本でもメーカー在庫があればの話で、新規にプレスをするということはないだろう。ちょっと残念だ。
ということで、まだブラジル縛りから、抜け出せない音楽のススメなのである。
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Last updated Jan. 12, 2001
Eiji Nakaoka 1996.-01
![]() Yutaka Brazasia(GRD-9616) |
![]() Yutaka Another Sun(GRD-9693) |