13デイズ

  どうも、映画評論家のおすぎは東急・松竹系とタイアップしているのか、たまたまなのか前にブルース・ウィルス主演の「キッズ」も同じような宣伝をテレビでしていた。株主優待でしか、まず映画を見ない私にとって東急系の宣伝は参考にはなるものの、ちょっと宣伝がオーバーという気がしないでもなかった。
  さて、この映画は誰もが名前はよく聞いている「キューバ危機」におけるケネディとその背景で活躍した政治アドバイザーであるケネス・オドネル(38才、
Chief of Staff Kenneth O'Donnell)の目を通して見たキューバ危機、つまり、1962年10月16日(火)(キューバでのミサイルを発見した日)からの13日間である(海上封鎖を実施するとテレビで伝えたのは10月22日(月)の7日目)。確かに結果はすでに歴史として残っているものであるから、当然戦争は起きないことは観る前からわかっているので、それをどう見せるかというところに、この映画はかかっている。派手な戦争シーンも当然ないのであるが、それでもどうなるかという展開を約2時間半という放映時間の間に考えさせながら見せるので、途中で眠ってしまうかと思っていたが、意外にも最後までちゃんと見ることができた。大統領のジョン・F・ケネディー(当時45才)や司法長官ロバート・ケネディ(36才)らが戦争を好む軍部と対立していくところがよくわかっておもしろい。こうした背景からケネディーが暗殺されたという説もあり、米国って結構怖いですね。自分が核戦争を起こすことになるかもしれない、なんていう地位はやはり、なるもんじゃないですね。頭禿げますよ。一方で、日本の首相は相変わらずの能天気で、悩みとかあるのかな〜なんて考えてしまいますね。日本にもこういうブレーンが周りにはいるはずなんだろうが、日本のはちょっと質が悪いのか、はたまたそういうことを聞かない首相なのか?映画の最後のクレジットで「執務室でのケネディーの会話」みたいなのも資料?として出ていたように見えたが、そういうものを記録しているとすると、やはり、クリントンがホワイトハウスでやったことなんて数年後には公開される情報になるのでしょうか?
 おすぎがオススメとそこら中で言っているが、歴史とかにも興味があれば、観る価値はあるんじゃないでしょうか?へえ〜キューバ危機で死んだ人がいるんだ。一人だけというのが、樺美智子みたいだ、なんて思ってしまいました。今日の朝日(夕刊)にもこの映画の紹介が出ていました。この映画は日本公開が12月16日(土)で、米国はニューヨーク、ロサンゼルスが12月25日(月)その他1月12日(金)と珍しく日本のほうが早い。
 ちなみに、この映画の監督ロジャー・ドナルドソンとケビン・コスナーは「No Way Out(追いつめられて)」 で一緒に仕事をしている。この映画も政治スリラー?で、どんでん返しがおもしろく、その手のが好きな方には絶対オススメである。ブルース・グリーンウッドは「ダブル・ジョパティー」の悪い旦那?の役をやっていたが、この映画も東急でやっていたな〜。同じタイトルでRFKが本「13日間 /ロバート・F・ケネディ著/毎日新聞社」を書いているが、今回の映画はその本を直接ベースにとったのではないらしい。
 おまけだが、 この映画にはデフコン(Defence Condition)という単語が良く出てくる。これはアメリカ軍の戦闘警戒態勢のことで、デフコン5が平和な状態で、デフコン1が戦争だそうです。キューバ危機ではデフコン2、つまり、戦争の一歩手前まで行き、その後、キューバ危機回避後もミサイルが解体され、ソビエトに送り返されるまで22日間はそういう状態だったそうです。前も何かの映画?にもでてきてました。まあ、どうでもいいですが。

監督 ロジャー・ドナルドソン
(Roger Donaldoson)
以下キャスト レヴェル:PG-13
ケネス・オドネル
(Kenneth O'Donnell)
ケビン・コスナー
(Kevin Costner)
John F. Kennedy ブルース・グリーンウッド
(Bruce Greenwood )
Robert F. Kennedy スティーブン・カルプ
(Steven Culp)
マクナマラ国務長官
(Robert McNamara)
ディラン・ベイカー
(Dylan Baker )

 

前へ

 

Comments, suggestions, additions: mail me .
Last updated Jan. 5, 2001
Eiji Nakaoka 1996.-01

 

 

映画批評