スィート・ノーベンバー(Sweet November)

 10月末から放映されているのだが、タイトルからしてなんともタイミングがよい(米国では今年2月の公開だった)。この映画はなんでも1968年の同名の映画(舞台はニューヨーク)のリメイクだそうです。
 舞台はサンフランシスコ。広告代理店に勤めるエリート社員?ネルソンは仕事(昇進一直線?)しか頭がない所謂ワーカホリック。そんな彼が仕方なく出向いた運転免許試験場?でサラと出会う。問題のわからないネルソンはサラに答えを聞くが、それを試験官に見つかったためサラは退出することになった。ネルソンのせいで車に乗れなくなったサラはネルソンを運転手代わりに使って、動物実験の施設から犬を盗んむのを手伝わされたりした。自ら掟を作ってサラは人生を送っていた。それは、一月ごとに恋人をかえるというものだった。サラはネルソンに「11月の恋人 November guy」にならないかと提案する。1月間一緒に過ごし、彼女が彼を助けるというのだ。はじめはサラを相手にしなかったネルソンだったが、会社で失敗を犯し職を失い、恋人も失いすべてに失望したネルソンはサラのもとへやってくる。世間の価値観などにとらわれることなく自由に生きているサラと一緒にいるにつれ、彼は次第に変化していく。すべてを仕事(キャリア)中心に考えてきた自分の人生で失ってきたものを振り返り、サラへの本当の愛を誓うのであった。はじめて月替わりの恋人に本当の恋をしたサラだったが、彼女は自分の秘密のためにネルソンを受け入れなかった。彼女の秘密を知ったネルソンに、サラは「きれいな思い出として自分のことを覚えていて欲しい」と彼に伝える。
 この映画は昨年上映された「オータム・イン・ニューヨーク」(見ていません)に似ているのではないでしょうか?ストーリーはちょっと現実味が薄いですが、仕事だけが人生という人がちょっと考え直すにはいいのかも。もっとも、そんな人生の人はこんな映画は見ないのでしょうが。Love is beautiful sacrificeというが(本当か?)本当にそんな感じですね。人に出会って、人が変わるということはよくあることだとは思いますが。
  キアヌ・リーブスとシャーリーズ・セロンが共演するのは「ディアボロス」で夫婦を演じて以来2回目。シャーリーズ・セロンはなんとなく「ノイズ」でもエイリアンをはらむ不幸な?女房役で、ディアボロスも同じような感じだったのですが、どうも病気がちというか不幸というか暗い印象がありますので、そういう意味では今回もその系統ということか?元気そうなシーンでも、どこか病弱のイメージが。一方のキアヌ・リーブスはとくにコメントなし。なんとなく動きが「マトリックス」のようにカタカタと見えてしまうのは携帯電話のせいか?キアヌ・リーブス演じるネルソンがソーセージを食べながら広告のコピーを考えていたり、顧客へプレゼンテーションするシーンは笑える。ギリギリのラインを狙ったコピーというが、超えてしまっている。
 前述のようにサンフランシスコを舞台にした映画できれいな街という印象を受ける。サラの隣人チェズがゲイなのもサンフランシスコらしさを演出しているのか?サラのアパートはPotrero Hill Districtにあるそうです。この映画ではエンヤのOnly Timeとクリス・ヤングのサウンド・トラックがシーンを盛り上げている。
 見に行ったのは平日の火曜日午後7時からだったのだが、思ったよりも人がいてびっくり。まあ、私みたいなのもいっぱいいたみたいだが。やはり、女性が多かったような。ラブ・ストーリーといえば、女性のほうが好きなのでしょう。隣の隣くらいに座っていたお姉ちゃんは泣いていました。ストーリーがなんとなく読める映画であるので、泣けるかどうか微妙ですが、涙腺のゆるい人で泣きたい人は見たらよい映画でしょう。

製作 エリオット・カストナーほか
(Elliott Kastner)
監督

パット・オコーナー
(Pat O'Connor)

上映時間  
以下キャスト レヴェル:PG-13

ネルソン・モス
(Nelson )

キアヌ・リーブス
(Keanu Reeves)

サラ
(Sara)

シャーリーズ・セロン
(Charlize Theron)

チェズ
(Chez)

ジェイソン・アイザック
(Jason Isaacs)

 

前へ

Comments, suggestions, additions: mail me .
Last updated Oct. 31, 2001
Eiji Nakaoka 1996.-01

 

 

 

映画批評