ラッシュ・アワー2( Rush Hour 2)

 これまでにも「48時間」や「リーサル・ウェポン」など白人と黒人のコンビを扱った映画はあったと思うが、黄色である東洋人と黒人というのは今のところ、この映画くらいだろうか?言ってみれば米国ではマイノリティーの組み合わせである。助演陣らも中国人ら東洋系が目立っている。
 映画は香港でのシーンから始まる。香港へ休みを過ごしに来たロサンゼルス警察の(クリス・タッカー)と香港の警官であるリー(ジャッキー・チェン)の前で米国の領事館が爆破されるという事件が発生する。香港で事件の首謀者を捕まえることに失敗した二人は、その黒幕と思われる人物を追ってロサンゼルスに行く。そこで香港での事件の裏には100ドル札偽造が絡んでいることを発見するが、犯人らに拘束されてしまい、ラスベガスに連れられていくものの何とか脱出し、犯人らと対決することになるのだが。
 この映画の宣伝や予告編では、アメリカでこの夏多くのライバル映画を押さえて3週間トップだったとか。そもそも1作目のラッシュ・アワーという映画を見ていないし、続編というのはどうしても前作を越えられないことが多いこともあり、あまり期待しなかった。正直な感想としては、なぜそこまで米国で売れたか理解できなかった。米国人はやはり単純な映画が好きだということだろうか?ただ、見所もなくはない。香港のピークなどそれらしい景色なども見ることが出来るし、感心したのは香港などでの建築工事で使われる竹による仮囲いを使ったアクションである。「Chinese Bamboo is Strong」とジャッキー・チェンが言っていたが、本当に頑丈そうで感心する。また、二人をはじめとする出演人によるカンフーなどのアクションなども感心する。ジャッキー・チェンもいい年になってきっと思うが、その動きに年を感じさせないところがすごい。クリス・タッカーもほかにどんな映画に出ているのか知らないが、カンフーのそれなりに見えるし、マイケル・ジャクソンの真似も上手に見える。この二人の掛け合いもそれなりに笑わせてくれる。「グリーン・デスティニー」で話題になったチャン・ツィイーが彼らの対決するマフィアの暗殺者として熱演。ジョン・ローンも久しぶりにジャッキー・チェンの父親の元相棒(警察官)だったマフィアの親分として登場している。最後にクレジットがスタートするときに、NGシーンを出していたのだが、これも単純におもしろい。そのNGシーンの中に、クリス・タッカーが「xxは死んでしまったので、ラッシュ・アワー3には出られないな」みたいなことを言っていたが、この続編も作るということだろうか?最後の二人は休みをエンジョイするためにニューヨークへ向かったところからして、次回作があるとすればニューヨークか?

 クレジット最後のところで、毎度の「この映画はフィクションであり・・・・」の表示のあとに(記憶あいまいで表現に自信なし)「The chicken was not harmed during this movie taken」のようなことが書いてあったが、香港では鶏を市場でばらして?売ることも珍しいことではないのであろうし、米国でも鶏は普通に食べるのだろうから、そこまで動物愛護(保護)団体などにアピールすることが必要なのだろうか?
 基本は単純なストーリーの映画であり、難しいものを求めるのではなく、何も考えずにすっきりしたいようなときには良い映画かもしれない。最後までハラハラドキドキとは言うほどではいかないが、展開はそれなりにスピーディーで楽しめる。 

製作 アーサー・サルキシアンほか
(Arthur Sarkissian)
監督

ブレット・ラトナー
(Brett Ratner)

上映時間 1時間45分
以下キャスト レヴェル:PG-13

リー
(Lee )

ジャッキー・チェン
(Jackie Chan)

ジェームス・カーター
(James Carter)

クリス・タッカー
(Chris Tucker)

暗殺者
(assassin)

チャン・ツィイー
(Zhang Zi-Yi)

リッキー・タン
(Ricky Tan )

ジョン・ローン
(John Lone)

 

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Last updated Oct. 31, 2001
Eiji Nakaoka 1996.-01

 

 

 

映画批評