偶然の恋人(Bounce)

 ハンニバルである。さすがに話題になった映画だけあって、映画館も結構混んでいた。アカデミー賞を結構とった「羊たちの沈黙」の続編ということらしい。予告編は昨年の夏くらいからやっていて配給会社の気合も入っていたようだ。
 アルゼンチンで消えたハンニバルは、実はフローレンス(フィレンツェ)で平和な生活をしていた。ところが、FBIでその後出世したクラリスであったが、ある事件で失敗を犯し再びハンニバル・レクターを探すことを命じられる。そこにハンニバルに顔の皮をはがされてしまったメイスンがクラリスとは別にハンニバル探しをはじめる。クラリスが自分の担当に戻ったことを知ったハンニバルも再び連続サイコキラーとしての活動を再開する。
 前作でクラリス役だったジョディー・フォスターが続投を拒否したため今回のクラリスはジュリアン・ムーアとなっている。個人的には、ジョディー・フォスターのイメージが強かったので、続編といわれてもちょっと違和感があった。映画の出来は前作が衝撃的だっただけに、期待をしすぎて今ひとつという感じはした。ただ、メイスンなどのキャラクターにあらわされているように見ているものを気分悪くさせる趣向は前回よりもはるかに強かったような気がする。もっとも、私は原作を読んでいないので、もともとそういう描き方がされているのかもしれないが。最後のシーンはとにかく、気分が悪くなった。思わず「おえ〜」と思った人も多いと思う。この映画の怖いところは、幽霊などと違って実際にサイコがいれば起きそうな(同じような事件は実際に起きているだろう)ことが描かれていることが怖い。
 今回の映画ではなぜか日本人が所々出てきた。まず、オープニングのときにバックに日本語のせりふが少し。フローレンスでは日本人の団体観光客と思われる人たちの前で起きる殺人、最後の機内にでてくる少年。次回は日本が舞台とい噂もあるが、こうした気持ち悪い映画は日本でやるともっとリアルな気持ちになって「おえおえ度」が増すかも(苦笑)。  

製作 スティーヴ・ゴリンほか
(Steve Golin)
監督

ドン・ルース
(Don Roos)

以下キャスト レヴェル:PG-13

ハンニバル・レクター
(Buddy Amaral )

ベン・アフレック
(Ben Affleck)

クラリス
(Abby Janello)

ジュリアン・ムーア
(Gwyneth Paltrow)

スコット・ジャネロ
(Scott Janello)

アレックス・D・リンツ
(Alex D. Linz)

 

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Last updated Mar. 25, 2001
Eiji Nakaoka 1996.-01

 

 

 

映画批評