3月4日(日) カルフール
幕張近辺には、なぜか最近大型小売店の進出が目立っている。フランス最大の小売業「カルフール(Careefour)」、米国会員制安売り店(ホールセールクラブ)「コストコ(COSTCO)」(店舗面積約1万5000u)、九州大手安売り店「Mr.
Max」(この店は新習志野駅だが)が、相次いで開業したのだ。比較的人口を抱えた地域で、確かに大規模な更地があまっているところは、幕張以外にはあまり見当たらないので、他に選択肢があまりない上に、都心回帰の動きから幕張も地価が過去に比べて下落が顕著であろうことも理由と思われる。さすがに、国内総合スーパーで唯一元気のあるジャスコ(イオングループ)の本拠地が幕張だからということではないだろう。
カルフールの名前を初めて知ったのは、97年くらいである。当時、シンガポールの新聞(ビジネス・タイムズ、ストレーツ・タイムズ)を良く見ていたのだが、
その中にシンガポールの新都心といわれるマリーナ地区のサンテック・シティ(国際展示場や高層ビル4棟、商業施設などからなる大型の開発物件)にフランスのCareefourが進出するという記事があったのだ。初めて名前を聞いたときにはまず、読み方がわからず、「キャリフォー」かと思っていた。当時、読み方をフランスのほうへ聞いたりしたが、フランス語でいう読み方をそのまま日本語に直すのは難しく結局よくわからなかった。それからしばらくは、その名前を聞くことはなかった。昨年のブラジル旅行では、結構カルフールが目立ったので、その勢力にはちょっと驚いたものだ。
で、幕張の大型店である。自動車は、国道から入ることになるようで、開店からしばらくしているためか、それほどの渋滞でもなかったが、場合によっては国道にカルフール渋滞が出来かねない感じだ。郊外型スーパーのように、特に自動車の駐車料金を取るようなシステムはない。これがある意味で敷地外での渋滞を減らしているのだが、一方で駐車場の中に入ると渋滞というかたくさんの車が駐車場の空きを探してうろうろ、グルグル回っているのだ。警備員もほとんどいない状態なので、止められない人は、永遠に止められないのではないかという感じ。警備員などを増やすなどして、誘導するなど考えて欲しいところだ。
屋上全体と1階一部が駐車場となっているのだが、私は屋上に誘導され駐車した。屋上から店舗へは、ダイエーのハイパーマートなどにもあった手押しの買い物篭?をそのまま乗せられるような段差のないエスカレーター?だ。店舗は2階のカルフールを中心にユニクロなど多少の専門店がはいっている。1階にも専門店などがあるようだ。カルフールの扱っている商品は食品、衣類、家電、CD、本などだいたいのものは揃う総合スーパーの品揃えだ。店舗の中の印象は、通路が比較的広くできており、手押しの買い物篭?を押しながらの買い物でも、すれ違いが余裕で出来る広さだ。従来の総合スーパーが米国型だったのに対して、パリの市場(マルシェ)をイメージした店舗作りを目指したらしいが、特徴として広さ以外にはあまりそうした雰囲気はでていなかった。むしろ、ブラジルのカルフールで見た生鮮食品売り場のほうが、そんな感じは出ていたが。また、残念ながら、普段からスーパーに行っているわけでもないため、その値段が安いのか高いのかはよくわからなかったが、商品の数も豊富でフランスのチーズなどカルフールから直輸入の商品もそれなりにあり、見ていて他の総合スーパーにはないものがあり新鮮だ。ワインなども3万程度の高いものから1000円以下のものまでこれまたたくさんあり、パンもその場で焼いて売っているようだ。例えば、紅茶などを見てみると、ニットーの紅茶はもちろん、フォッションやフォートナム・アンド・メイソンまで置いてあるといった感じだ。私もせっかくいったので何か買わなくてはと思い、仕方なく?PROMOTION(特価品らしきものはこういう表現が多かったような)となっていたプリングルス198円などを購入。レジも今までの日本のスーパーとは異なり、現地と同じように短いベルトコンベアーに籠から商品をすべて出して乗っけるというものだった。もちろん、他人との購入したものを分けるために、仕切りの棒を間にいれるようになっている。私の後ろに来た人は籠のままベルトにのせたところ、商品を出してくれるようレジの女性に言われていた。
店を見ての印象としては、商品も選択肢が多く見ていて楽しいという印象だった(何でもそろえるという必要があるのかという気がしないでもなかったが)。全ての地域で同じような品揃えの店舗展開ができれば、受けるのではないだろうか。ただ、日本の流通は問屋などのシステムがあり、そう簡単には安く仕入れるということは出来ないだろうから、魅力的な価格を継続して提示できるか(残念ながら幕張店の商品が安いのか高いのか私にはわからなかったが)ということが注目される。ユニクロの隣にトイレがあったのだが、トイレの入り口近くに自動販売機があった。今時どこも横並びで120円のジュースがここでは100円で売っていた。こういうところでも、カルフールが安売りも追求しているというアピールをしているのだろう。屋上駐車場から北を見るとイトーヨーカドーの看板が見える。数年のうちには幕張での小売戦争の勝者がわかるのだろうか?
カルフールは日本では三井不動産と提携して今後の店舗展開を進めるということらしい。幕張の1号店の敷地(約3万845u)は20年契約の事業用借地権で述床面積は5万2000u、事業費は38億円だとか。カルフールカード(クレジット)は日本信販が発行していた。
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Last updated Feb 25, 2001
Eiji Nakaoka 1996.-01